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「一般消費者」相手のサイエンスコミュニケーションを考えてみる。

  • outreachpj
  • 2017年7月19日
  • 読了時間: 6分

文章を書く場がここしか無いので、転職したにも関わらずこちらを更新します。。(^_^;

もう、サイエンスコミュニケーションというものを習ってからだいぶ(10年以上…)経っているので、、認識が古かったり発言がずれていたらすみません。

一般的にサイエンスコミュニケーションというやつは、「研究まわりの人・団体」→「一般の人」という流れで、いかに知識や楽しさ。そのものの意義を伝えるか…という部分が大きいと思ってます。

ここで想定している「一般の人」は、本当に対象としては広いのだと思いますが、数としては


科学に少しでも興味がある


話をある程度聞いてくれる

人たちが多いんじゃないかなぁー。。と。

なので、「面白いよ!」「大事だよ!」という働きかけに反応しやすい人たちがわりと多いのではないかと思います。

…さて。

現在私は、研究成果の実用化(特定の物質を尿中から測定する検査)を成功させた会社で、その製品を売る仕事に携わっているのですが…

(以下、個人の感想です。会社の意向とは一切関係ありません)

「一般の人」の指す対象がガラリと変わることに気づかされました。


仕組みよりも、単純に自分に効くか効かないかとかの結論を教えてほしい


説明書はできる限り読まないで済む方が助かる

といったイメージでしょうか…。

そもそも気になっている部分が、本来の研究部分とずれてきているのでそのまま話しても噛み合いません(笑)

そしてそんなことしたら、お客様おいてけぼりです(^_^;

自分が検査で測定する物質の名前もイマイチわからないまま…という方もたくさんいらっしゃいます。

仕組みや意義、面白さというよりも、いかに「自分に関係のあることか。それが自分にとって得だったり大事だったりするか。」という部分が重要になってきます。

自分のお財布からお金払うんですから、当然のことなのだと思います。

で。

最終的にはお買い上げいただく、もしくは使用して満足していただく。あわよくばリピートしていただく…というところが私の仕事になっていくわけですが…

これをするために、ちょっと話題になってたトクホや機能性表示食品のデータの見せ方とか…あんな感じの方に寄っていくのは仕方がないのかもしれない。と思ってしまう自分がいます。

その実験結果をきちんと理解してもらう…というよりは、いかに自分に有用かというところを最小限の読み込みで納得してもらい、その感じた価値に対してお金を払ってもらうか。って考えでいくと。。(^_^;

言い方ひとつで印象が一気に変わったりもします。

例えば特定のものを飲み続けて「体重が有意に減少した」というのは、統計学的にはそうかもしれないですが、その値が200グラムだと聞いたら、消費者は価値をあまり感じないのではないでしょうか。

でも、有意に減少したのは確かなので「体重が減少した」と言えるし、人数を切り口にしたら「8割もの人が体重が減少した」とか言えちゃったり。。

あとは、グラフを拡大した形で差分を目立たせたり…。グラフの数字をよく見たら、Y軸のスタートがゼロじゃなかったりとか、よくありますよね。

そんなこと、けしからん!

って、思うかとおもいます。

が、何ともおかしいことに利害が一致(?)というか、需要と供給がうまいこと釣り合ってしまっている気がします。求められているものに応えた、ともとれるかな…と。

もちろんおかしいことは分かるんですけどね。。(^_^;

そして、そういう見せ方はしたくないと思うのですが。

こういうのがなくならない理由もあるんだろうなぁ。と思うわけです。

あとは、その効果が認められた条件をお客さんたちが守れていない場合も多々あります。

量とか頻度とか期間とか。

もともとの研究とは違う摂取方法とかで試して、「効果がなかった(怒)」などとなることは珍しくないかと思います。

逆に、効きっこない条件で使っていても、プラシーボ効果で効き目を実感することもあるでしょう。

サイエンスに限ったことではないですが、情報やサービスの提供側とそれを利用する方々の間に理解や情報量の解離があるものは多く、場合によっては売るためにその距離をわざと保つこともあるんだろうなぁ。とか思います。誤解させておいたままの方が都合が良い。とかも、もしかしたらあるのかもしれません。

企業側の行動としては、商品やその核となる研究対象の認知度をあげる、興味関心をもってもらう、というのは、宣伝広告や販売促進というお金にがっつり繋がるものが多いはずで。売れている≒認知度は高い…という感じではないでしょうか。

(あまり、利益度外視で…とか、赤字だけども皆のために。とかは企業にはやってほしくないと思ってます。) 

お客さんから「売るためにあれこれやっている」という評価をされることになるのかもなぁ。とか思うと、なんとも複雑な気分になります(^_^;

難しいものですね。。

THE「サイエンスコミュニケーション」をやりたいと考えてる人にとっては耐えられないかもしれないです。

こんなんじゃない…!ってなりそうです(^_^;

つまりは、一般的なものを売る企業(特に中小でしょうか。教育CSRとか積極的に取り組まない規模の。)には馴染めず。結局は社会のなかでもだいぶ偏ったジャンルの職に集中していってしまうのかもな、と。。

夢と理想を一度捨てる必要があるかもですねー(^ヮ^;

とはいえ。

サイエンスなイベントと同じく、興味のある人が集まる場などでしっかり話をするとお客様がたの反応は全然違うものになることも確かです。

今まで気にしてこなかったけれど、自分にとって大事な情報。研究の成果がある、となると皆さんすごく真剣に聞いてくださいます。

そうすると、参加前と後で商品に感じる魅力が全然違うものになるんですよね。

背景や意義を理解することで、それに対する価値が上がります。

そんなわけで、しっかり向き合って話をできるイベントっていいなぁと改めて思った次第です(笑)

私個人としては、高校生とか相手に女性ホルモンについてのセミナーなどを開きたいなぁ、、と(=ω=)

妊娠、出産までは学校で習いますがその後のことはさっぱりです。

社会に出て活躍してほしいという世の流れですが、女性特有の不調で仕事のパフォーマンスが落ちたり、昇進をあきらめたりという事が起こっているというのは全然知らない状態だと思います。

若い頃は栄養のバランスや体の休息などはおろそかにしがちですし、生理不順だからといって婦人科にかかろうという人も少ないです。

そんな彼女らに、自分の身体と生活を見直すきっかけを作れたら…と、ものすごく思うわけです。

女性ホルモン教育。

どなたかご一緒しませんか(笑)

あれ。こんな終わりかたで良いのかしら。。


 
 
 
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